キレイと健康の栄養学

飲み物でカロリーオーバー!?知られざる落とし穴

キレイと健康の栄養学

「食事は気をつけているのに、なぜか体重が増える…」そんな経験はありませんか?

実は、飲み物が意外なカロリーオーバーの原因になっているかもしれません。ジュースやカフェラテ、スポーツドリンクなどは、無意識のうちに多くのカロリーを摂取してしまいがちです。

本記事では、カロリーが高い飲み物の落とし穴と、太りにくい飲み物の選び方について詳しく解説します。

知らずに飲んでいる高カロリー飲料とは?

1. 清涼飲料水(ジュース・炭酸飲料)

市販のジュースや炭酸飲料は、砂糖が多く含まれており、カロリーが高めです。

飲み物カロリー(500mlあたり)砂糖の量
コーラ約225kcal約56g(角砂糖14個分)
オレンジジュース約210kcal約50g
スポーツドリンク約125kcal約30g
エナジードリンク約250kcal約60g

特に、エナジードリンクやスポーツドリンクは、健康に良さそうなイメージがありますが、意外と糖分が多く、ダイエットには不向きです。

2. コーヒー系飲料(カフェラテ・フラペチーノなど)

カフェでよく飲まれるカフェラテやフラペチーノ系のドリンクは、ミルクやシロップがたっぷり含まれており、思った以上に高カロリーです。

飲み物カロリー(1杯あたり)
カフェラテ(砂糖なし)約120kcal
キャラメルマキアート約250kcal
フラペチーノ(ホイップあり)約350〜500kcal

「ブラックコーヒーだから大丈夫」と思っていても、砂糖やシロップを追加するとカロリーが一気に増えるので要注意です。

3. アルコール類(カクテル・甘いお酒)

お酒も飲み方によっては高カロリーになります。特にカクテル系はジュースやシロップが入っているため、知らぬ間にカロリーを多く摂取してしまいます。

飲み物カロリー(100mlあたり)
ビール約40〜50kcal
ハイボール約50kcal
ワイン(赤・白)約70〜75kcal
カクテル(ピニャコラーダ)約300kcal
梅酒(ロック)約150kcal

ダイエット中は、シンプルな焼酎やハイボール、ワインなど糖質が少ないものを選ぶのがおすすめです。


飲み物のカロリーを抑えるためのポイント

1. 「無糖」や「カロリーゼロ」、「カロリーオフ」の違いを理解する

飲み物のパッケージには「無糖」「カロリーゼロ」「カロリーオフ」などの表記がありますが、それぞれ意味が異なります。

  • 無糖:糖類が0.5g未満(100mlあたり)のもの。
  • カロリーゼロ(ノンカロリー):5kcal未満(100mlあたり)のもの。
  • カロリーオフ(低カロリー):20kcal未満(100mlあたり)のもの。
  • 糖質ゼロ:糖質が0.5g未満(100mlあたり)のもの。
  • ノンアルコール:アルコール度数が1%未満のもの(微量のアルコールを含む場合もある)。
  • 微糖:明確な基準はないが、通常の甘い飲み物より糖分が少なめ。

「カロリーゼロ」や「糖質ゼロ」と書かれていても、完全にゼロではなく微量のカロリーや糖質を含んでいることがあるため、注意が必要です。

おすすめの飲み物

  • 炭酸水(無糖)
  • ブラックコーヒー
  • 緑茶・ウーロン茶
  • 無糖の紅茶

2. 手作りの飲み物を取り入れる

市販のジュースやカフェラテは砂糖が多く含まれているため、自分で作ることでカロリーを抑えられます。

低カロリーの手作りドリンク例

  • レモン水(レモン+水+はちみつ少量)
  • 自家製ミルクティー(無糖紅茶+低脂肪乳)
  • 豆乳カフェラテ(無糖豆乳+コーヒー)

3. 飲み方の工夫をする

飲み物の摂取方法を工夫するだけで、カロリーオーバーを防ぐことができます。

小さいサイズを選ぶ(グランデではなくトール、500mlではなく250ml)
氷を多めに入れる(飲む量を自然に減らせる)
飲む前に水を1杯飲む(満腹感を得やすくなる)


まとめ

飲み物は意外とカロリーオーバーの落とし穴になりがちです。特に、ジュースや甘いカフェドリンク、アルコール類は注意が必要です。

カロリーを抑えるためのポイント

ジュースや砂糖入り飲料は避ける
無糖・カロリーゼロの飲み物を選ぶ
手作りのドリンクを活用する
飲み方を工夫して摂取量を抑える

飲み物の選び方を意識するだけで、ダイエット効果を高めることができます。日々の飲み物を見直して、健康的な習慣を身につけましょう!

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