「笑ってないのに、ほうれい線がくっきり…」
「頬のラインが下がってきた気がする…」
年齢を重ねると避けられないと思われがちな、たるみやほうれい線。
でも本当に“年齢のせい”だけでしょうか?
実は、食事や生活習慣によって肌の土台は大きく左右されます。
この記事では管理栄養士の視点から、
✅ たるみ・ほうれい線の原因
✅ 食事でできる対策
✅ スキンケアと併用した習慣のコツ
を、やさしく、でも少しキレを効かせてお届けします。
なぜたるむの?その主な原因とは
原因 | 内容 |
コラーゲンやエラスチンの減少 | 肌のハリや弾力が弱まる |
糖化(AGEs)の進行 | 肌内部のたんぱく質が“焦げついて”固くなる |
血流や代謝の低下 | 栄養が行き届かず、肌が弱る |
表情筋の衰え | 土台が崩れ、たるみやすくなる |
👉 こうした要素が重なって、顔の輪郭がぼやけてくるんです。
食事で変わる!肌のハリを支える栄養素たち
✅ コラーゲンの再合成を助ける
栄養素 | 食材例 | 働き |
ビタミンC | キウイ、ブロッコリー | コラーゲン合成に必須 |
鉄 | 赤身肉、小松菜 | 酸素・栄養を運び、再生を支える |
アミノ酸(プロリン等) | 手羽先、魚の皮、ゼラチン | コラーゲンの材料 |
✅ 糖化(老け)を防ぐ食材たち
栄養素 | 食材例 | 働き |
ポリフェノール | 緑茶、ブルーベリー、シナモン | AGEsの生成を抑える |
ビタミンE | アーモンド、アボカド | 酸化を防ぎ、血行促進 |
✅ 筋肉と代謝を支える栄養素
栄養素 | 食材例 | 働き |
ビタミンB群 | 豚肉、卵、納豆 | 筋肉の維持、代謝UP |
たんぱく質 | 肉、魚、大豆製品 | 肌と筋肉のベースを作る |
具体例|たるみ&ほうれい線を防ぐ1日の食事例
食事 | メニュー | 注目ポイント |
朝 | 豚肉と小松菜の炒め+雑穀ご飯+キウイ+豆腐とわかめの味噌汁 | 鉄・B群・ビタミンC+たんぱく質と発酵食品で代謝サポート |
昼 | 鮭の塩焼き+アボカド入り温サラダ+玄米+かぼちゃの味噌汁 | 抗酸化・良質脂質+ビタミンEと食物繊維で満足感UP |
夜 | 手羽元のトマト煮+豆腐サラダ+にんじんスープ | コラーゲン・ビタミンA・たんぱく質で修復タイム |
間食 | 高カカオチョコ+ルイボスティー | ポリフェノール補給&糖化対策に◎ |
NG習慣、していませんか?
❌ 菓子パン+甘いカフェドリンク
→ 一見軽そうですが、AGEsまっしぐらの組み合わせです。
✅ 対策:野菜やたんぱく質から先に食べる「順番ダイエット」を意識
❌ 野菜だけサラダ生活
→ ヘルシーのつもりが、肌を作る材料が不足してるかも。
✅ 対策:たんぱく質は毎食20g以上が理想です
❌ 水分が足りない
→ 血流が悪くなり、むくみ・代謝ダウンの原因に。
✅ 対策:1.5〜2Lを目安にこまめな水分補給を
スキンケアも「正しく」効かせよう
- UV対策は年間通して必須
- 保湿は化粧水+クリームでしっかりフタを
- 表情筋を動かす「あいうえお体操」やマッサージも有効
- 何より睡眠とストレスケアも忘れずに
👉 外からのケアも、内側が整ってこそ生きてきます。
まとめ
「たるみは仕方ない」「ほうれい線は年齢の証」
…なんて思っていたら、ちょっともったいない。
肌のハリは、食べたものと毎日の習慣の積み重ねで大きく変わります。
- コラーゲンの材料を入れる
- 糖化・酸化を防ぐ
- 筋肉と血流をサポートする
できることは、意外と多いんです。
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