コラーゲンのチカラ、もっと引き出してみませんか?
コラーゲン入りのドリンクやサプリを試している方も多いと思います。でも「なんとなく続けているけど、効果はよくわからない…」という声もよく聞きます。
実は、コラーゲンだけをとっても、肌にそのまま届くわけではありません。体の中でしっかり働かせるには、一緒にとるべき栄養素がいくつかあるんです。
このコラムでは、コラーゲンの効果をしっかり引き出す4つの栄養素と、毎日の食事に取り入れやすい方法を、管理栄養士の視点でわかりやすくお伝えします。
① ビタミンC|コラーゲンをつくるサポート役
- どんな働き?
ビタミンCは、コラーゲンを体の中で合成するのに欠かせない栄養素です。さらに、紫外線によるダメージや肌のくすみの原因となるメラニンの生成も抑えてくれます。 - 多く含まれる食べ物
キウイ、赤パプリカ、イチゴ、ブロッコリーなど。 - 食べ方のコツ
生のまま食べたり、ジュースにしてもOK。ビタミンCは水に溶けやすく熱にも弱いので、加熱しすぎには注意。
また、油と一緒にとるビタミンE・Aと組み合わせると、抗酸化作用がより強く働くこともわかっています。
② ビタミンA|肌の生まれ変わりを整える
- どんな働き?
ビタミンAは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を助ける栄養素。古い角質が残りにくくなり、ツヤやなめらかさがアップします。 - 多く含まれる食べ物
にんじん、ほうれん草、卵黄、鶏レバーなど。 - 食べ方のコツ
ビタミンAは脂に溶ける性質があるので、油と一緒にとると吸収率が高まります。炒め物やスープなどで活用するのが◎。
③ 亜鉛|コラーゲンを守り、肌の修復を支える
- どんな働き?
亜鉛は、コラーゲンを分解する酵素を抑えるほか、肌の新しい細胞をつくるのに必要なミネラルです。
不足すると、肌荒れが起きやすくなることもあります。 - 多く含まれる食べ物
牡蠣、牛赤身肉、かぼちゃの種、チーズなど。 - 食べ方のコツ
サラダやスープに種子類をひとふりするだけでもOK。チーズも少量でしっかり亜鉛がとれるので、トッピング感覚で手軽に取り入れるのがおすすめです。
④ オメガ-3脂肪酸|うるおいとバリア機能をサポート
- どんな働き?
オメガ-3脂肪酸は、肌のうるおいを保つセラミドの合成を助けたり、炎症をおさえる働きがあるとされています。肌の赤みや乾燥が気になる人にもぴったり。 - 多く含まれる食べ物
サバ・イワシなどの青魚、えごま油、チアシードなど。 - 食べ方のコツ
えごま油は非加熱で使用するのが基本。サラダや冷奴、納豆などにかけるだけでOK。チアシードはヨーグルトやスープに混ぜても◎。
まとめ
「肌のハリにはコラーゲン!」とよく言われますが、その効果をしっかり発揮するには“支える栄養素”も一緒にとることが大切です。
もう一度、4つのポイントをおさらい👇
- ビタミンC…コラーゲンをつくる材料に
- ビタミンA…肌の生まれ変わりを整える
- 亜鉛…分解をおさえ、新しい肌をつくる
- オメガ-3脂肪酸…うるおいと炎症ケアをサポート
1つの食材だけに頼らず、毎日の食事でバランスよく取り入れることが、美肌づくりの近道です✨
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