顔色がさえない…それ、“血のめぐり”が原因かもしれません🌸
「肌に透明感がない」「顔色がどんよりして見える」
そんな“くすみ肌”の原因のひとつが、血行不良です。
血液は、肌細胞に酸素や栄養を届ける“運び屋”のようなもの。血流が悪くなると、肌の代謝が落ちてターンオーバーが乱れ、くすみ・クマ・乾燥といったトラブルが現れやすくなります。
今回は、血行を促進して肌に明るさを取り戻す食事のコツを、管理栄養士の視点でわかりやすく解説します。
1|くすみと血行の関係とは?
血液のめぐりが悪いと、肌の細胞まで酸素や栄養が届きにくくなります。すると老廃物がたまりやすくなり、肌色が黄ばんだりグレーっぽくくすんで見えることも。
- くすみのサイン
- 顔色が暗く見える
- 目の下に影やクマができやすい
- 肌のごわつき、透明感の低下
血行を促進することで、肌のターンオーバーが整い、血色の良い明るい肌に近づけます。
2|血行をよくするために意識したい栄養素
● 鉄分(赤血球の材料)
- 役割:酸素を運ぶ赤血球をつくる材料。不足すると顔色が青白く見えることも。
- おすすめ食材:あさり、レバー、小松菜、納豆など
- ポイント:植物性の鉄は、ビタミンCと一緒にとると吸収率アップ!
● ビタミンE(末梢の血流をサポート)
- 役割:毛細血管の血流をよくし、肌のすみずみに栄養を届けます。
- おすすめ食材:アーモンド、アボカド、かぼちゃ、ひまわり油など
- ポイント:脂溶性なので、ドレッシングやナッツで“油ごと”とり入れるのがコツ。
● ビタミンC(鉄の吸収+毛細血管を守る)
- 役割:鉄分の吸収を助けるほか、毛細血管をしなやかに保つ働きも。
- おすすめ食材:キウイ、イチゴ、赤パプリカ、ブロッコリーなど
- ポイント:生で食べるか、加熱は短時間に。
● ポリフェノール(抗酸化&血流改善)
- 役割:血管の老化を防ぎ、血流の流れをなめらかに。
- おすすめ食材:ブルーベリー、カカオ70%以上のチョコレート、緑茶など
- ポイント:甘すぎないチョコや無糖のお茶で、日常的に取り入れて。
3|🍱 毎日の食事で血のめぐりを整える和食のヒント
食事 | メニュー例 | 含まれる主な栄養素 |
朝 | ・納豆ごはん(小松菜のおひたし付き)・キウイ or みかん・味噌汁(豆腐+わかめ) | 鉄分(納豆・小松菜)ビタミンC(キウイ)ビタミンB群・タンパク質(豆腐) |
昼 | ・雑穀ごはん+サバの塩焼き・かぼちゃの煮物・ブロッコリーのおかか和え | ビタミンE(かぼちゃ)ポリフェノール(ブロッコリー)オメガ-3脂肪酸(サバ) |
おやつ | ・ゆでた黒豆+少量のチョコ(カカオ70%以上)・緑茶 | ポリフェノール(チョコ・緑茶)鉄分(黒豆) |
夜 | ・レバーとにらの甘辛炒め・ひじきの煮物・赤パプリカの浅漬け・玄米ごはん | 鉄分(レバー・ひじき)ビタミンC(パプリカ)食物繊維・ビタミンB群(玄米) |
🍽 取り入れのポイント
- 鉄分は“赤身+豆+海藻”でしっかり補給
→レバーやひじき、納豆、黒豆などの組み合わせがおすすめです。 - ビタミンCは生の野菜・果物からこまめに
→朝や夜にみかん・キウイ・パプリカをプラス。 - 血流サポートには、青魚と“温かい汁物”も◎
→サバやイワシ、そして毎日の味噌汁で“冷え”対策も兼ねましょう。
ほんの少し意識を変えるだけで、血のめぐりはゆっくりと整っていきます。
まとめ
肌のくすみを感じたら、「スキンケア」だけでなく血流や食事を整えることも大切です。
肌に栄養と酸素を届けるには、
- 鉄分やビタミンCで赤血球をつくり
- ビタミンEやポリフェノールで血管を守り、流れをよくする
という2方向からのアプローチがポイント。今日のごはんに“血行促進食材”をひとつ足して、明るい素肌を目指していきましょう✨
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