キレイと健康の栄養学

内側から輝く肌へ!ビタミン&ミネラルの正しい摂り方

キレイと健康の栄養学

化粧ではごまかせない、“素肌の透明感”は栄養から🌟

「肌に元気がない」「どんなにケアしてもくすむ」
そんな悩みを感じたときこそ、見直したいのがビタミンとミネラルの摂り方です。

これらの栄養素は、肌の代謝・保湿・抗酸化・バリア機能すべてに関わる“美肌の土台”。でも、体内でつくることができないため、毎日の食事からこまめに補う必要があります

この記事では、内側から肌を輝かせるために大切な「主要ビタミン&ミネラル」と、その正しい摂り方を管理栄養士の視点でやさしく解説します。


1|美肌に欠かせないビタミンとは?

● ビタミンA(皮ふのバリアを整える)

  • 役割:表皮の細胞を健康に保ち、乾燥・荒れを防ぐ。
  • 食材例:レバー、にんじん、かぼちゃ、卵黄
  • ポイント:脂に溶けやすいので、油と一緒にとるのが◎

● ビタミンB群(ターンオーバーと代謝を支える)

  • 役割:細胞の再生を促し、ニキビ・肌荒れの予防にも効果的。
  • 食材例:豚肉、納豆、玄米、まぐろ、卵
  • ポイント:水溶性なので、毎日こまめにとるのが基本!

● ビタミンC(コラーゲン生成&抗酸化)

  • 役割:コラーゲンの合成をサポートし、シミの原因になるメラニンの生成を抑える。
  • 食材例:キウイ、ブロッコリー、赤パプリカ、いちご
  • ポイント:加熱に弱いため、できるだけ生でとると効果的。

● ビタミンE(血流促進&細胞の酸化予防)

  • 役割:毛細血管の血流をよくし、くすみ・乾燥を改善。
  • 食材例:アーモンド、かぼちゃ、アボカド、ひまわり油
  • ポイント:ビタミンCと一緒にとると抗酸化力がアップ!

2|肌を内側から整えるミネラルとは?

● 亜鉛(細胞の修復・コラーゲン合成)

  • 役割:肌のターンオーバーや傷の修復を助ける。
  • 食材例:牡蠣、赤身肉、かぼちゃの種、チーズ
  • ポイント:ビタミンCと一緒にとると吸収率がアップ。

● 鉄(酸素を運び、顔色を明るく)

  • 役割:酸素を肌細胞に届け、血色の良いツヤ肌に。
  • 食材例:レバー、あさり、小松菜、ひじき
  • ポイント:植物性の鉄は、ビタミンCと一緒にとるのが吸収のコツ。

● セレン(肌の抗酸化・老化防止)

  • 役割:細胞の酸化を防ぎ、ハリのある肌を保つ。
  • 食材例:いわし、まぐろ、卵、にんにく
  • ポイント:取りすぎに注意。1日1〜2食でOK!

3|“吸収率”まで意識した組み合わせがカギ

肌によい栄養素は「ただ食べるだけ」では不十分。吸収を助ける組み合わせが、より実感につながります👇

  • ビタミンC × 鉄・亜鉛 → 吸収率UPで貧血・肌荒れ対策
  • ビタミンA × 良質な油(オリーブオイルなど) → バリア強化
  • ビタミンE × ビタミンC → 抗酸化コンビでくすみ予防

4|ビタミン&ミネラルがとれる美肌プレート例(和食)

食事メニュー例美肌ポイント
雑穀ごはん+納豆+卵焼き+味噌汁(小松菜・豆腐)+キウイB群・鉄・C・たんぱく質
豚しゃぶサラダ(アボカド・パプリカ)+玄米+緑茶ビタミンE・C・B群・ミネラル
鮭の塩焼き+ひじき煮+かぼちゃの煮物+いちごセレン・A・鉄・抗酸化ビタミンたっぷり

まとめ

肌を整えるには、ビタミンとミネラルの“バランス”と“組み合わせ”がカギ
サプリに頼る前に、まずは「どんな食材を、どう組み合わせるか?」を意識してみましょう。

あなたの“透明感ある素肌”は、食卓からつくれます✨


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