肌タイプ別に、食べるべき栄養は変わります🧴
「脂っぽいのに乾燥する…」「Tゾーンはテカるのに、頬はカサカサ」
肌の悩みは人それぞれ。でも、肌質ごとに合った栄養をとることで、状態は驚くほど整いやすくなります。
この記事では、オイリー肌(脂性肌)と乾燥肌、それぞれの原因や特徴を整理しながら、管理栄養士の視点でタイプ別の栄養アプローチをご紹介します。
1|肌質のタイプと原因を知ろう
肌タイプ | 主な特徴 | よくある原因 |
オイリー肌 | ベタつき・毛穴の開き・ニキビ | 皮脂分泌の過剰、糖質過多、ビタミンB不足、ホルモンバランス |
乾燥肌 | カサつき・つっぱり感・粉ふき | セラミド不足、油分不足、たんぱく質・必須脂肪酸の不足 |
2|【オイリー肌】におすすめの栄養素と食材
脂っぽさを抑えながら、皮脂のバランスを整えることが大切です。
● ビタミンB2・B6(皮脂のコントロール)
- 食材例:納豆、卵、豚肉、まぐろ、バナナ
- 働き:皮脂の分泌を調整し、ニキビ予防にも◎
● 亜鉛(炎症を抑える)
- 食材例:かぼちゃの種、牡蠣、牛赤身肉
- 働き:皮脂トラブルやニキビの炎症抑制に関与
● ビタミンC(抗酸化・皮脂酸化の予防)
- 食材例:ブロッコリー、赤パプリカ、キウイ
- 働き:酸化した皮脂による毛穴黒ずみの防止
3|【乾燥肌】におすすめの栄養素と食材
肌の“うるおいを育て、保つ”ための栄養素を意識しましょう。
● 良質なたんぱく質(肌細胞の材料)
- 食材例:鶏むね肉、鮭、豆腐、卵
- 働き:角質層のバリアをつくる素材になる
● セラミドを含む・合成を助ける栄養素
- 食材例:こんにゃく芋、大豆、小麦胚芽、ひじき
- 働き:水分を抱え込む力をアップし、うるおいキープ
● オメガ-3脂肪酸(皮脂膜の質を改善)
- 食材例:サバ、イワシ、えごま油、くるみ
- 働き:細胞膜のなめらかさを保ち、水分蒸発を防ぐ
4|肌タイプ別・1日献立例(和食ベース)
◎ オイリー肌向け
- 朝:納豆ごはん+味噌汁(豆腐・わかめ)+キウイ
- 昼:豚肉の生姜焼き+ブロッコリーのおかか和え+玄米
- 夜:まぐろの漬け丼+小松菜のごま和え+緑茶
→ B群・亜鉛・抗酸化をしっかりカバー
◎ 乾燥肌向け
- 朝:豆乳スムージー(バナナ・きなこ)+全粒粉トースト
- 昼:鶏の塩麹焼き+ひじきと大豆の煮物+雑穀ごはん
- 夜:鮭の塩焼き+こんにゃくの味噌煮+野菜たっぷり味噌汁
→ たんぱく・セラミド・オメガ-3をバランスよく補給
まとめ
肌質は「生まれつき」だけではなく、日々の食事と生活習慣で変わっていきます。
- オイリー肌の方は「皮脂コントロール+抗酸化」
- 乾燥肌の方は「バリア強化+うるおい保持」
それぞれのアプローチを意識することで、肌の状態がラクになってくるはずです。まずは、肌に合った栄養素を“1品から意識して”取り入れることから始めてみましょう!
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