インタビューフリーランス料理代行管理栄養士

食を通して、子どもたちの未来に笑顔と元気を増やすお手伝いをしたい!【管理栄養士 佐藤 由起子】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️ “食で人を笑顔に”を原点に歩んだキャリア

  • 幼少期のケーキ作りの喜びが、栄養士への道を自然と後押し。

⭐️  施設・病院・保育園など多様な現場経験

  • ライフステージに合わせた柔軟な働き方で、食の現場を幅広く経験。

⭐️ 50歳での挑戦!料理代行という新たな道へ

  • 「このままでいいのか」という問いに向き合い、フリーランスに転身。

⭐️  “子育て中のママ”や“若手栄養士”へのまなざし

  • 現場の悩みに共感し、食の基礎と向き合うことの大切さを発信。

⭐️  「一人じゃない」と思える食育のコミュニティへ

  • 未来の子どもたちのため、食の本質を伝える仲間づくりを目指す。

💬 interview

50代からフリーランスに転身し、“料理代行×食育”で家庭と社会を支える 佐藤 由起子さんにインタビューしました!

なかむら
なかむら

管理栄養士になろうと思ったきっかけを教えてください。

佐藤さん
佐藤さん

私は小さい頃から料理やお菓子作りがとても好きで、家族や友人の誕生日などにケーキを作って喜んでもらうのが大きな楽しみでした。

その「食を通じて人を笑顔にできる」経験が、自然と“食の道に進みたい”という思いにつながり、栄養士の道を選びました。
高校時代に先生から「栄養士はどう?」と勧められたことも、背中を押してくれたきっかけのひとつです。

なかむら
なかむら

学生時代からファーストキャリアまでについて教えてください

佐藤さん
佐藤さん

服部栄養専門学校に進学し、調理の実習が多い環境で“食”と向き合う日々を過ごしました。
飲食店のアルバイトも経験し、現場での学びを重ねましたが、
「調理師のように枠にはまった分野(中華・和食・パティシエ等)ではなく、もっと広い食の仕事をしたい」と感じていたのが当時の正直な気持ちです。

卒業後はまず保育園に就職し、給食の献立作成から調理・事務まで一人で担う日々を送りました。結婚を機に一度退職しますが、その後も病院(4年間)、社員寮給食、障害児施設(14年)、再び保育園と、家庭やライフステージに合わせて、さまざまな現場で栄養士としてキャリアを重ねてきました。

2020年からは「料理代行」のフリーランス活動も開始。
2022年に完全に保育園を辞め、現在は料理代行保育園の献立作成(在宅)、月1回の現場訪問などを行っています。

なかむら
なかむら

現在の仕事(活動)を始めたきっかけを教えてください。

佐藤さん
佐藤さん

50歳を迎えたとき、ずっと会社や施設に勤める人生に「このままでいいのかな」と疑問を感じるようになりました。

役職についたことで、やりたい仕事以外の業務が増え、本来の「食を通して人を支える」仕事から少し離れている気がして…。
自分のやりたいことに挑戦するなら今しかない、とフリーランスになる決心をしました。

フリーになる方法を模索していた時、ネットで「料理代行」という働き方を知り、私の得意な料理を活かせると感じて挑戦。
保育園の給食業務は在宅で継続しながら、子育て中のママさん向けの食講座にもチャレンジしています。

今は料理代行や献立作成、食育講座など、幅広く活動しています。

なかむら
なかむら

現在の仕事に詰まっている想いについてお聞かせください。

佐藤さん
佐藤さん

保育園や障害児施設、料理代行を通じて多くの子どもや親御さん、若い栄養士さんたちと関わってきました。
その中で「食の悩み」は本当に尽きないものだと実感しています。

今は、特に“子育て中のママさんや専門職の方々”の悩みに寄り添い、基本の食事の大切さや、情報に振り回されない食生活のあり方を伝えていきたいと思っています。
子育ての悩みは“食”に直結していて、ママだけでなく保育士や若手栄養士も多くの悩みを抱えています。
専門職としての言葉は大きな説得力を持ちますが、私自身も「悩みは尽きない」と感じています。

だからこそ、未来の子どもたちが心身ともに元気に、健やかに成長できる社会を目指し、まずは「日々の食事の大切さ」「好き嫌いも悩まずに向き合うこと」など、等身大で伝えていきたいです。

なかむら
なかむら

事業を通してどのような影響を社会に与えたいと思いますか?

佐藤さん
佐藤さん

私が一番願っているのは、「子どもたちが心身ともに元気に育ち、日本全体がもっと健康で活気ある社会になること」です。

ママや保育士さんが安心して子育てや保育に向き合えるようサポートすることが、未来の子どもたち、そして社会全体の元気につながると信じています。
情報があふれる現代ですが、「流行」や「うわさ」に振り回されるのではなく、食の“基礎”を大切にした本質的な健康観を広めたいです。

分子栄養学など専門的な知識も学びつつ、世の中にあふれる「健康情報」を鵜呑みにせず、自分の頭で考えられる人を増やしたい。
一人ひとりの健康な選択が、やがて「日本全体が元気になる」未来をつくると信じて活動しています。

なかむら
なかむら

この記事を通して読者に届けたいことや今後の展望について教えてください

佐藤さん
佐藤さん

これから栄養士を目指す方や、今現場で悩んでいる若い栄養士さんたちへ、「まずは色々な現場で経験を積むこと」を伝えたいです。

「まずは目の前の仕事に一生懸命取り組み、現場で経験を積むこと」が、自分の糧となり、選択肢を広げてくれます。私自身、転職やキャリアチェンジを重ねてきましたが、それら全てが現在の“引き出し”になっています。経験を重ねることで実績や知識が深まり、本当にやりたいことに出会える瞬間が必ずやってきます。

今後は、食育講座やコミュニティ活動を通して、志を同じくする仲間や専門家と一緒に、食の本質を伝える場を広げていきたいです。
「一人じゃない」と感じられるような、温かなつながりを生み出す活動を目指します。

佐藤 由起子さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!

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