この記事の見どころ
⭐️祖母との「弔辞」の約束。看護師になった原点
- 中学2年の夏、祖母を在宅で看取った経験が出発点。「病気を見るんじゃなくて、その人らしさを大切にする」という看護師の姿に憧れ、祖母に弔辞で約束をした。その約束が13年のキャリアを支えてきた。
⭐️ 手術室で9年。「こんな大変な思いをする前に、何かできることがあるはず」
- 終末期ケアからがん看護、そして9年間の手術室勤務。たくさんの出会いと別れを繰り返す中で、「大変になる前に、もっとできることがある」という思いが積み重なり、予防医学という道へ踏み出した。
⭐️ 自分の体で実証した。栄養を整えたら、体も心も劇的に変わった
- 護師時代は体調不調が絶えなかった。予防医学とファスティングを実践したことで体重・体脂肪率・不定愁訴すべてが大きく改善。自分が変わった体感があるからこそ、説得力を持って届けられる。
⭐️ 「自信がない」「集中できない」は、気合いじゃなくて栄養不足かもしれない
- イライラ・メンタルの乱高下・やる気が出ない。コーチングを学ぶ中で気づいたのは、そもそもの土台となる栄養が整っていないと、どんなにゴールを設定しても難しいということ。予防医学×コーチングという統合的なアプローチの出発点。
⭐️ 「過去に誇りを、今に感謝を、未来にワクワクを」。自分の言葉で生まれたビジョン
- 何百人もの方をサポートする中で、AIも使わず自分の中から出てきた言葉。「終末期の患者さんに教えてもらった」というこの言葉が、活動全体のフィロソフィーになっている。
Interview
「過去に誇りを、今に感謝を、未来にワクワクできる人生をすべての人へ」長野県塩尻市を拠点に、全国を飛び回る予防医学専門看護師の青木 渉央(あおき しょお)さん。看護師13年のキャリアの中で終末期ケア、がん看護、手術室勤務を経験し、「大変になる前にできることがある」という確信から予防医学の道へ。aotoisu代表として、予防医学×コーチング×栄養の統合的なアプローチで、心と体の健康土台を整え、自分らしく生きる人を増やすための活動を展開しています。青木 渉央さんにインタビューしました!

現在どのような活動をされているか教えてください。

今は看護師の現場を離れて、予防医学とコーチングを掛け合わせた活動を全国で展開しています。
個人の方の体質改善や心のサポートから、法人向けの健康経営支援まで、基本的にはオンラインで全国対応しながら活動しています。
看護師コミュニティの運営や、医療従事者向けのキャリアワークショップなども手がけていて、「看護師にもこんな働き方があるんだ」という気づきを届けることも、今の活動の大きな柱の一つになっています。

看護師を目指したきっかけと、予防医学の道に進んだきっかけを教えてください。

看護師になったのは、中学2年生の夏に祖母を在宅で看取った経験からです。
当時、訪問看護ステーションの方たちが来てくれていて、病気を見るんじゃなくて「その人らしさ」をすごく大切にしてくれていた。その姿を見て、私は看護師になるって祖母に約束して、弔辞でも読んだんです。
だから、看護師という名詞に憧れたのではなくて、「その人らしさを大切にすること」にとにかく携わりたくて看護師になりました。
予防医学に踏み込んだのは、終末期ケア・がん看護・手術室勤務を経験する中で、「人生の最後のクライマックスで、こんなに慌ただしくていいのか」という思いが積み重なったからです。
元気なうちから、自分の価値観を大切に生きることって、できるんじゃないか。こんな大変な思いをする前に、もっとできることがあるんじゃないか・・・
その思いがずっとあって、コーチングを学び始め、予防医学に出会いました。

これまでのキャリアを教えてください。

松本短期大学看護学部を卒業後、長野県の病院で13年間、病棟看護師(5年)・手術室看護師(9年)として勤務しました。
急性期・ICU・がん看護・終末期ケア・緩和ケア・手術室と、幅広い現場を経験しています。
看護師をしながらコーチングを学び始め、院内の広報活動や手術室への組織コーチング導入にも取り組みました。
院長表彰を受けるなど組織への貢献もできましたが、激務の中で体調を崩す経験もあって、自分自身の健康の重要性を痛感したのもこの時期です。
その後、予防医学プログラムに出会い、ファスティングと栄養の実践で自分自身が大きく変わったことをきっかけに、2023年に独立。2025年にはaotoisu(あおといす)を設立し、現在に至ります。

仕事で大切にしていることを教えてください。

何百人もの方をサポートする中で、自分の中から自然と出てきた言葉があって。
「過去に誇りを持って、今に感謝して、未来にワクワクする」。
これが今の私の活動のすべての根底にあります。
終末期の患者さんと関わってきた経験から感じたことで、誰もがこの3つを持てたら、豊かな人生になると信じています。でも誇りを持てる持てないって、結局は「解釈」でしかなくて。
自分でコントロールできるんです。それを伝えることが、私の仕事の核心にあると思っています。
コーチングも予防医学も、どちらも「自分で決める力」を育てることに向かっている。心と体の両面から整えることで、自分らしく生きる人を増やしていきたい。それが「aotoisu(あおといす)」の掲げるミッションです。

これまでで価値観が大きく変わった経験を教えてください。

自分自身の体調不良の経験です。
激務の中で体を壊して、栄養不足がいかに心身に影響するかを身をもって知りました。
「自信がない」「集中できない」「気合いが足りない」。そう思っていたことが、実はただの栄養不足だったと気づいた時の衝撃は今でも忘れられません。
その経験があったからこそ、「これは自分のせいじゃない。シンプルに栄養不足かもしれない」という観点を、今サポートしている方たちに伝えることができています。つらい経験が、今の仕事の一番の土台になっています。

活動を通じてどんな影響を与えていきたいですか?

看護師業界でも、どの業界でも、「自分らしい働き方」を知らないまま消耗している人がとても多いと感じています。まずはそういった方たちに「こんな働き方もあるんだ」という刺激を届けたい。
そして何より、自信をなくしている人、うまくいかないと感じている人に届けたいです。自信がない、イライラする、やる気が出ない。
それを「自分がダメだから」と思ってほしくない。もしかしたら栄養状態のバランスが崩れているだけかもしれない。腸内環境が乱れているだけかもしれない。
解釈は変えられる。自分でコントロールできる。そのことに気づくきっかけを届け続けていきたいです。

これから挑戦したいことを教えてください。

医療従事者の自信を育むキャリアワークショップを、全国に広げていきたいと思っています。
看護師を中心とした医療従事者向けに、すでにリアルとオンラインで展開していて、これをもっと届けていきたい。
看護師業界に限らず、どの業界でも「病院以外の外の世界を知らないまま」「こんな働き方もあるんだって気づけないまま」という方がたくさんいます。
そういった方たちに、まず選択肢があることを知ってもらうことが、一番大切なことだと思っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

皆さん、もう前提として素晴らしいんです。
自信がなくなることも、誰かに対してイライラすることも、人生うまくいかないなと思うことも、絶対あると思います。でも、その捉え方は自分でコントロールできる。
そしてそれができないと感じているなら、もしかしたら栄養状態のバランスが崩れているだけかもしれない、腸内環境が乱れているだけかもしれない。
まずそこから一緒にやっていきたいです。
「過去に誇りを、今に感謝を、未来にワクワクを」。そんな人生を、一緒に作っていきましょう。
