この記事の見どころ
⭐️学歴も資格も経験もゼロ。シングルマザーだった頃が、すべての原点
- 「なんで始めたんですか?って聞かれたら、正直に言うと稼ぎたかったからです」——田渕さんはそう笑って話す。当時、2歳と0歳の子どもを抱えてシングルマザーになり、初めてもらったパートの給料に「不安しかなかった」。子どもの選択肢を奪わないために、自分が稼ぐしかないと決意。正社員経験もなく、コンビニバイトしか経験のない状態から、リンパドレナージュと出会い、半年のスクールを経て開業した。
⭐️廃業寸前のどん底から、神戸行きを決断した2日間
- 開業当初はアパートの一室を借りてスタートしたサロンが順調に軌道に乗っていたが、再婚・出産を経て自宅サロンに切り替えた途端に顧客が激減。月に来るお客さんが1人だけになり、「もう無理だ」と廃業を考えたこともあった。そのとき出会った1人の人物の元を訪ねるため、2日後に神戸行きを決断。そこから「やるって決めた」マインドに切り替わり、半年で売り上げが大きく伸びていった。
⭐️「思考は必ず現実化する」マインドだけが、すべてを変えた
- 売り上げが月に数万円だった頃、自宅サロンで月100万円を達成することなど「絶対不可能」だと思っていた。しかし「やるって決めた」その一瞬から行動量が変わり、半年後には目標を達成した。「できると思ったら絶対できる」という言葉は、自らが証明してきたからこそ、スクールの生徒たちにも迷わず伝えられる。
⭐️生き残るサロンの違いは、技術でも資格でもなく「人柄」
- 14年間サロンを経営してきて、かつて月に何百万も売り上げていた同業者が次々と姿を消していく現実を見てきた。残り続けているのは、数字を追うのではなく「来たお客さんが笑顔で帰ってくれること」だけを大事にしてきたサロンだという。流行だからという理由では何も取り入れず、自ら人体実験して本当に良いと確信したものだけを提供し続けてきた。
⭐️「初めの一歩の場所になりたい」ママたちの挑戦を支えるスクール事業
- 「女性が変われば家庭が変わる、世界が変わる」という信念のもと、スクール事業を今年から再開。価格をあえて低く設定しているのは、自分への投資を後回しにしがちなママたちが「これなら出せる」と感じられる一歩にしてほしいから。入り口を広く開けながら、もっと深く学びたい人にはプロフェッショナルをつなげていく。自分の役割を「初めの一歩の場所」と定めている。
Interview
「女性が変われば、家庭が変わる。世界が変わる」——そう力強く語るのが、熊本県合志市光の森で温活サロン Rink’s(リンクス)&スクールを営む田渕美沙子さんです。学歴も資格も正社員経験もゼロの状態から、当時シングルマザーとして子どもたちの選択肢を守るために「稼ぐ道」を模索し、リンパドレナージュと出会って開業。廃業寸前のどん底を経験しながらも「思考は必ず現実化する」を胸に這い上がり、今年でサロン14年目を迎えました。自らが体験してきた苦労と喜びをすべて糧に、ママたちが初めの一歩を踏み出せる場所をつくり続けている田渕さんにインタビューしました!

現在は、どんな活動を中心にされているんですか?

温活サロン Rink’s(リンクス)&スクールという形で、サロンとスクール事業をやっています。サロンのメインは「温リンパ」という施術で、体を温めながらリンパを流すというものです。これは私が考えたもので、岩盤浴と同じ効果があるマットを下に敷いて体を温め、オイルをつけてリンパを流し、最後は胸元まで温めマットに入ってしっかり発汗・デトックスまで行います。温めてからリンパを流すことで、施術後の体の痛みやだるさが出にくく、むくみやダイエットにもつながるとご好評をいただいています。
今は新規のご予約をストップして、リピーターの方のみでやっています。スクール事業は今年から再開しまして、ママたちが何かを始める最初の一歩の場にしたいという思いで取り組んでいます。

サロンを始めることになった背景には、どんな出来事があったのでしょうか。

立派なエピソードじゃなくて、本当にシングルマザーになったことがきっかけです。2歳と0歳の子どもがいて、初めてパートに出てお給料をもらった時に、もう不安しかなくて。どうやったらこの子たちの選択肢を奪わないで育てられるんだろうって思ったんです。「これしたい」「あれしたい」っていう時に、お金がないから・時間がないからと言ってあきらめさせる育て方はしたくなかったので。
選択肢を奪わないためには、自分が稼ぐしかないと思って。正直、なんで始めたんですかって言われたら、稼ぎたかったからなんですよ。本当は美容師になりたかったんですが、子どもがいて今から美容学校に通うリスクは背負えなくて。その中でたまたま出会ったのがリンパドレナージュでした。
疲れ切った体を初めてマッサージしてもらった時に、感動して涙が止まらなくて。どうやったら学べるかを調べたら短期間で学べるものもあって、これなら自分もできるかもという勢いで飛び込みました。学歴もない、資格もない、経験もゼロ、正社員になったこともなくてバイト経験しかなかったんですが、半年スクールに通って、1年後には自分のお店を出しました。

開業後は順調に歩まれていた一方で、苦しい時期もあったそうですね。これまでの歩みを聞かせていただけますか?

最初はアパートの一室を借りてスタートしました。最初の頃はめちゃくちゃ順調に軌道に乗ったんですよ。でもその後、再婚して妊娠したので、一度自宅サロンに切り替えたんです。
その時に顧客が200人いたんですが、全員に連絡を入れたら、次の月に来てくれたのが2人だけで。そこからサロン経営の厳しさを目の当たりにして、やってもやってもお客さんが来ない状態が続いて、もう無理だ・やめようって思った時期がありました。
でも、やっぱり潜在意識ではやめたくなかったんですよね。ある人に出会って「もう一回頑張りたい」と思えて、その方の元を訪ねるために神戸に行かなきゃいけなくて、それが2日後だったんです。2日前に決断して神戸へ行って、そこから「やるって決めた」んですよ。そしたら半年ぐらいで売り上げがぐんぐん伸びていって、もともと自宅サロンで月100万円なんて絶対不可能だと思っていたのに、半年後ぐらいには達成していました。
その後、自分で目指していた売り上げを達成してから、今の光の森のテナントに移転してきました。今年でサロン14年目です。

14年間サロンを続ける中で、ずっと大切にしてこられたことは何ですか?

お客さんが笑顔で帰ってもらえるか、それだけです。来てよかったって思って帰ってもらえるかどうか、そこだけを大事にしてきました。
施術に入る前は必ずマインドセットするんですよ。「私は今から○○さんの一番の理解者であり、一番の協力者。なりたい理想に導くための協力者になるんだ」って。売りたいメニューがあるとかじゃなくて、この人に今必要なものを伝え続けてきた結果、「田渕さんが言うものでいい」と言ってくれるお客さんが増えていきました。
サプリや商品もそうで、流行りだからとか売れるからという理由では絶対に入れません。自分で徹底的に人体実験して、本当にいいと確信したものしか置かないようにしています。

長く続くサロンと、続かなくなるサロン。その違いはどこにあると感じていますか?

人柄だと思います。14年やってきて、かつてすごい売り上げを上げていた人たちが意外と1〜2年でいなくなっていくのを見てきました。数字を追うと、どこかで自分が潰れてしまうので。
特に一人サロンは、大手と数や金額で勝負できないじゃないですか。だからこそ、ファンになってもらうためにどれだけ自分のあり方を磨けるか。知識や技術は最低限必要ですが、最終的には人だと思っています。
サロンを簡単に始める人が増えた分、準備が足りないまま始めて痛い目に遭う方も増えています。技術も知識もなくてもベッドがあればオープンできてしまうグレーゾーンなので、そこで困るのはお客さんです。だからスクールでは、サロン経営の現状や厳しさもちゃんとお伝えして、それでもやりたいという人に次の道を提案しています。

活動を通して、女性やママたちにどんな変化を広げていきたいですか?

女性の力ってものすごいと思っているんです。特に熊本は火の国なので、ママたちや女性が秘めているエネルギーはすごい。女性が変われば家庭が変わるし、世界が変わると思っています。
ただ、最初の一歩がみんな出せないんですよ。ママって家族には時間もお金もたくさん使うけど、自分にはほとんど使わないんです。だからスクールの価格をあえて低く設定しているのは、「これなら出せる」という最初の一歩にしてほしいから。
サーフィンと同じで、砂浜に座ってるだけじゃ波には乗れないじゃないですか。まずは波に入ってみること。私は初めの一歩の場所でいたいんです。そこからもっと深く学びたいという人には、私がつながっているプロフェッショナルを紹介していける仕組みも作っていきたいと思っています。

これから先、スクール事業を通して、さらに形にしていきたいことはありますか?

スクール事業をもっと広げていきたいです。今年から再開したばかりなので、まずはここをしっかり育てていきたいと思っています。
自分自身がゼロから始めて、廃業寸前まで経験して、それでもここまでこれたので、その経験を伝えることで「私にもできるかも」と思ってもらえる人がいたら嬉しいです。サロンをやりたい方だけじゃなくて、何かやりたいけど何をやればいいか分からないという女性やママたちの、自立への最初の一歩を支えていきたいと思っています。

最後に、これから一歩を踏み出したい読者の方へ、メッセージをお願いします。

挑戦する気持ちを持ち続けてほしいんです。初めて挑戦する人も、今何かに挑戦している人も、ずっとその気持ちを忘れないでいてほしい。先にしか絶対に成功はないと思っているので。
学歴も資格も経験もゼロだった私が今こうしてここにいるのは、やるって決めたからだと思っています。思考は必ず現実化する——これは本当のことだと、自分の14年が証明してくれています。そのお手伝いをさせてもらえたら嬉しいです。
田渕 美沙子さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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