インタビュー管理栄養士関西

伝統×栄養学の力で未来へ!日本の食文化を次世代につなぐ【柿田 江梨子】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️小学校時代の給食体験が原点にある栄養士への想い

  • 小規模校ならではのユニークな給食体験(敬老給食・青空給食・バイキング給食)を通じて芽生えた栄養士の夢。

⭐️ 会社員時代からフリーランスへの転身ストーリー

  • 大手企業での給食管理経験から、より個人に寄り添う栄養指導・料理教室へとシフトした理由。

⭐️ 離乳食の悩みをきっかけに生まれたサポート活動

  • 自身の経験を活かし、離乳食アドバイザーとして多くの母親を支援。

⭐️ 日本の食文化を守り、未来へつなぐビジョン

  • 日本各地の郷土料理を食べ歩き、地域の食育や伝統の知恵を発信。

⭐️ 管理栄養士の可能性を広げる新しい働き方の提案

  • 「管理栄養士×○○」の組み合わせで個々の強みを活かし、健康を支える多様なキャリアの可能性を提示

Interview

離乳食教室、栄養教室、メディア活動など多岐に活躍されている柿田江梨子(かきたえりこ)さんにインタビューしました。

中村

栄養士になろうと思ったきっかけを教えてください。

柿田さん

私が栄養士を目指したきっかけは、小学校時代の給食がとても美味しかったことです。

私の通っていた学校は、全校生徒が20名ほどの小さな学校でした。給食にはさまざまな工夫がされていて、毎日の食事がとても楽しみでした。そのおかげで、「小学校の栄養士さんになりたい」と思うようになりました。
地域の高齢者の方々と一緒に食べる「敬老給食」では、普段あまり関わることのないお年寄りの方々と会話をしながら食事をすることができました。また、自分たちで給食をお弁当箱に詰めて外で食べる「青空給食」は、いつもと違う雰囲気の中で食事を楽しめる特別な時間でした。
さらに、6年生の家庭科の授業では、自分たちで考えた献立が実際の給食になりました。「バイキング給食」もあり、自分で好きな料理を選ぶ楽しさを味わうことができました。

週に1回「生産活動」として畑仕事の授業があり、自分たちで育てた野菜が食卓に並ぶことで、食べ物の大切さを実感することができました。こうした経験を通して、生きた食育を学び、ますます栄養士という仕事に興味を持つようになりました。

中村

独立する前の仕事内容や、現在行っている活動について教えてください。

柿田さん

 卒業後は委託給食会社に2年間勤め、病院の給食管理や調理を経験しました。
その後、大手企業の子会社フード事業部門に11年間(産休・育休含む)勤務。1日7,000食を提供する社員給食や、デイサービス・定時制高校向けの給食献立、会社イベントのケータリング監修、メタボ対策や夏バテ解消などの栄養教室、料理教室の開催など、幅広い業務を担いました。

フリーランスに転身してからは、妊産婦向け栄養教室・離乳食講座・子どもの腸活講座、保育園給食の献立作成、食品衛生監査、厚生労働省スマートミールの認証監修、特定保健指導や整形外科での栄養指導、料理代行、コラム監修(マイナビ・扶桑社など)、テレビ出演(毎日放送「よんチャンテレビ」)、企業レシピ監修など、多岐にわたって活動しています。

中村

現在の活動を始めたきっかけを教えてください。

柿田さん

自身の子どもの離乳食でつまずき、悩むことが多かった経験から、同じように離乳食に悩むお母さんたちの力になりたいと思いました。その思いから、離乳食アドバイザーや妊産婦食アドバイザーの資格を取得しました。

また、会社の枠にとらわれず、より身近な立場で管理栄養士として人と関わりながら、心と体の健康づくりをサポートしたいと考えました。料理やレシピを考えることが好きで、発信したり料理教室を開催したりすることで、多くの人に食の楽しさを伝えたいと思ったのもきっかけです。

中村

現在の仕事に込めている想いをお聞かせください。

柿田さん

食べることが大好きで、料理や栄養について学び続けることが楽しいと感じています。そして、その知識を活かして人の健康をサポートできることは、私にとって最高の仕事だと思っています。
また、栄養相談を通じ、自分が関わることで日々のパフォーマンスが向上したり、身体や気持ちに変化が生まれたりする様子を見られるのも、大きな喜びです。人の成長や変化に寄り添えることにやりがいを感じながら、これからもサポートを続けていきたいと考えています。

中村

事業を通してどのような影響を社会に与えたいと思いますか?

柿田さん

一生、心も体も健康で、自分のやりたいことを存分に楽しめる人を増やしたいと考えています。そして、健康状態を理由にさまざまなことを諦めてしまう人を少しでも減らしたいと思っています。

また、日本古来の郷土料理や、日本人が培ってきた健康の知恵を伝える存在になりたいと考えています。昔から受け継がれてきた食文化や食習慣には、現代にも活かせる大切な知恵が詰まっています。日本各地の郷土料理を食べ歩き、その魅力を知ることで、各地域の食育につなげる役割を果たしたいと考えています。

中村

この記事を通して読者に届けたいことや今後の展望を教えてください。

柿田さん

同じ「管理栄養士・栄養士」という資格を持っていても、掛け合わせるスキルや経験、想いは人それぞれ異なります。その人にしか出せない魅力や強みが必ずあり、それこそが価値だと考えています。
これからも、さまざまな分野と管理栄養士・栄養士の知識を組み合わせ、新たな可能性を生み出していく人が増え、多くの人の健康につながっていくことを願っています。っています。日本各地の郷土料理を食べ歩き、その魅力を知ることで、各地域の食育につなげる役割を果たしたいと考えています。

柿田 江梨子さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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