インタビューケアセラピー九州・沖縄

体が軽くなるだけじゃなく、心まで軽くなって帰ってほしい。看護師セラピストが届けたい、もう一つの医療。【ドライヘッドスパサロン「優頭yuzu」 園田 圭史】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️自分が不眠になった看護師が、ドライヘッドスパで救われた

  • 16年以上の看護師キャリアの中で、夜勤・ストレス・抱え込む性格が重なり自身が不眠に。テレビで知ったドライヘッドスパを受けてみたら「これだ」と確信。同じ悩みを持つ人のために動き出した。

⭐️ 精神科6〜7年の経験が、「他の店では断られた」方を受け入れる力に

  • 精神疾患を抱えるお客様が複数のサロンに断られた末にたどり着いた「優頭yuzu」。精神科看護の経験から自然と身についた関わり方が、その方の生活を少しずつ変えていった。

⭐️ 「車の洗車に行けた」その一言が、なあなあだった自分を変えた

  • うつで何もできなかった方が、施術を重ねるうちに食器洗いができ、洗車に行けるようになった。その報告を聞いた時、「本当にやってきてよかった」と心が揺れた転機のエピソード

⭐️ 看護師だから分かる「同業者にしか言えない愚痴」

  • 医療職のお客様が「同僚には言えないけど話したい」というモヤモヤを、元看護師のセラピストだからこそ心から受け取れる。技術だけでない「分かる」という安心感が、体と心を軽くする。

⭐️ 学校・企業への睡眠講演を目指して動き出している

  • 「睡眠は大事」とは知っていても、なぜ取るべきか・どう取るかを教えてもらえる機会はほとんどない。プレイヤーとしての活動と並行して、睡眠の正しい知識を社会に広める活動を模索中。

Interview

「会うだけで癒されるセラピスト」熊本市下通を拠点に、ドライヘッドスパサロン「優頭yuzu」を営む園田 圭史(そのだ けいし)さん。看護師として17年以上のキャリアを持ち、精神科での勤務経験も持つ元看護師セラピストです。自身の不眠経験をきっかけにドライヘッドスパと出会い、「同じ悩みを持つ人の力になりたい」という思いでサロンを開業。不眠・頭痛・眼精疲労・自律神経の乱れに特化し、入眠率90%以上を誇る施術で、体だけでなく心まで軽くする場所を目指しています。園田 圭史さんにインタビューしました!

中村

現在どのような活動をされているか教えてください。

園田さん

メインはドライヘッドスパです。
不眠・頭痛・自律神経の乱れによる体のだるさ・精神的なイライラなど、そういった症状の改善のお手伝いをしています。その中でも特に睡眠の質を高めることに重きを置いていて、「睡眠をしっかり取ることで体も心も健康になりましょう」というのがコンセプトです。

来てくださる方は30〜50代の女性が中心で、在宅でのデスクワーク系のお仕事をされている方が多い印象です。ストレスや考え事が多い方は前頭部が固くなりやすかったり、時間管理に追われている方は頭の左側が固くなりやすかったりと、頭の状態がその方の生活をある程度教えてくれるんです。

中村

ドライヘッドスパの世界に入ったきっかけを教えてください。

園田さん

自分自身が不眠になったことがきっかけです。
看護師時代に夜勤や不規則な生活リズムが続いたことに加えて、私はもともと抱え込むタイプで人に話すのが苦手だったので、ストレスがコップの水が溢れるように積み重なっていきました。

そんな時、たまたまテレビでドライヘッドスパを知って受けてみたら、体を揉まれる感覚とは全く違う気持ちよさで、その場でスイッチが切れるような感覚があったんです。
「これを自分のものにして、同じ悩みを持つ人にやりたい」という気持ちが湧いてきて、資格を取ってサロンを始めました。

中村

これまでのキャリアを教えてください。

園田さん

 母が看護師だったことと、「資格を持っておけば仕事に困らない」という言葉もあって看護学校へ進みました。本当は体育大学も選択肢にあったくらいスポーツも好きだったので、全然違う方向性ではありましたが(笑)。

実際に看護師になってみると、人のためになることへのやりがいは感じていました。
准看護師として11年ほど働いた後、働きながら正看護師の資格も取得しました。精神科での勤務も6〜7年あって、その経験が今のサロンワークに大きく活きています。
その後、美容室の一角を借りてサロンをスタートしたんですが、当初は美容師さんのサポート業務もしながらという形で、ちょっとモチベーションが下がった時期もありました。でも独立してからは自分のやりたいことに集中できるようになって
改めて「この仕事をしてよかった」と感じています。

中村

仕事で大切にしていることを教えてください。

園田さん

来ていただいたお客様に「来てよかった」と笑顔になって帰ってもらうことです。
コンセプトは「体と心も癒されるサロン」で、体が軽くなっただけじゃなく、この人と話して心まで軽くなったと感じていただけることを目指しています。

一人でやっているサロンだからこそ、来ていただいた方のその時間にフルに寄り添えるのが強みだと思っています。施術中に、病気のことや職場の人間関係など、普段はなかなか話せないことをぽろっと話してくださることがあって。看護師としての知識があるから、「あ、それならこういう対処をされましたか?」という話ができたり、同じ医療職の方には「同業者にしか言えない愚痴」を心から受け取れたりする。
そこは他のサロンにはない強みだと感じています。

中村

これまでで特に価値観が変わった出来事はありますか?

園田さん

あります。
精神疾患を抱えているお客様が来てくださった時のことです。娘さんのご紹介で来ていただいたんですが、その方はそれまで複数のサロンで断られた経験があったそうで。

精神科での経験が長いので、ネガティブな話が続いても自然に受け取れるんですよ。「きつかったですね」「そうなんですね」という関わり方をしながら施術を続けていたら、3回目ぐらいの時に変化が出てきたと言っていただいて。夕方まで寝ていたのが午前中に起きられるようになった、食器の洗い物ができるようになった、そして「車の洗車に行けたんです」と報告してくださったんです。

その言葉を聞いた時、本当にやってきてよかったと感じて。
同時に、それまでちょっとなあなあになっていた自分を振り返って、もっとその人に寄り添った施術をしなければと心が引き締まりました。あの経験が今の自分の根底にあります。

中村

活動を通じてどんな影響を与えていきたいですか?

園田さん

睡眠の大切さは「なんとなく知っている」という方が多いんですが、なぜ取らなければいけないのか、どうやって取るのかを具体的に知っている方はとても少ない。テレビで「睡眠大事ですよ」と言われても、「そうだよね」で終わってしまう。

睡眠をしっかり取ることで学習能力が上がったり、企業の生産性が向上したりするという研究結果もあります。
そういった正しい知識を、学校や企業に向けて講演という形で届けていきたいと思っています。施術でお客様一人ひとりに寄り添うのと並行して、もっと広く社会に睡眠の重要性を発信していくことが今後の目標です。

中村

これからの展望を教えてください。

園田さん

今年中に、まず学校や企業への講演を実現させたいと思っています。自分の母校に挨拶に行ったり、PTAの役員をしている知人に声をかけたり、少しずつ動き出しています。オンラインでの発信も含めて、現場を踏む経験を積んでいきたいです。

10年後のイメージとしては、サロンの技術は信頼できる人に引き継いで、自分は講演や外での活動を中心に全国を飛び回っているような形になれたらと思っています。

中村

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

園田さん

健康に気をつけなければいけないとは分かっていても、何をすればいいか分からないという方が多いと思います。そういう方にこそ、健康の専門家やプロの方々の発信を参考にして、まず自分の健康を見直す時間を作ってほしいです。

睡眠は特に後回しにされがちですが、質の良い睡眠は体だけでなく心の健康にも直結しています。
もし不眠や頭の重さ、モヤモヤした気持ちで困っていることがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。体と心、両方が軽くなって帰っていただけるよう、全力でサポートします。

園田 圭史さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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