この記事の見どころ
⭐️ OL時代からエアロビクス、アクアビクスを経てピラティスへ
- 「長く続けられる」を軸に選んだ道 若いころから運動を欠かさなかった三満田さんが、年齢を重ねる中で「自分が長く続けられるのはこれだ」とピラティスに行き着いた経緯。資格を取り、16年以上現場に立ち続けている。
⭐️ 16年間、体調不良でレッスンを休んだ日はゼロ
- 「自分の体調不良で今日はできません、と言った日は一回もない」。ピラティスのおかげかなと笑いながら話す言葉が、何より説得力を持っている。
⭐️ 目的が変わっていくから、長く続く。10年以上通い続ける人たちが作ったコミュニティ
- ボディメイクや健康改善を目的にスタートした生徒さんたちが、気づけば10年以上通い続けている。目的がいつの間にか「生活の質を上げること」へと変わり、今では運動だけでなく笑いや共感が生まれる温かいコミュニティになっていた。
⭐️ 一緒に動いて、笑って、支え合う。
- コミュニティがもたらす、運動以上の力 心が落ち込んでいる方が来られたとき、グループの皆さんがすぐ察知して「大丈夫よ」と声をかけてくれる。体を動かすことと人と触れ合うことが同時に起きる、この場所ならではの温かさ。
⭐️ ピラティスと並行して始めたフットケア
- 足からくる不調を改善したい 外反母趾や扁平足など、足の問題から起きる膝の痛みや歩行の不調に向き合う「フットケア熊本」も並行して展開。立ち方・歩き方の改善から体全体を整えていく取り組み。
Interview
「とにかく明るく元気でいられる体を、一緒に作っていきたい」。
熊本・菊陽でピラティス専門スタジオ「Body Up」を主宰する三満田 純子(みまんだ じゅんこ)さんは、そう話す。コンセプトは「がんばりすぎない自分に戻れる場所」。子どものころから水泳に打ち込み、学生時代は水泳教室のインストラクターも経験。社会人後はOA機器の講師を経てエアロビクス・アクアビクスへ、そしてピラティスへ。一貫して「人に伝える仕事」を続けてきた。自身も経験した腰痛や足の疾患が、ピラティスに加えてフットケアに取り組む原点になっている。16年以上現場に立ち続け、今では生涯学習講座をきっかけに出会った生徒さんたちが10年超え通い続けるコミュニティへと育っている。三満田 純子さんにインタビューしました!

現在の活動と、どんな方が通われているか教えてください。

ピラティス教室「Body Up」というスタジオを菊陽町の原水駅近くで運営しています。
活動の形は大きく二つで、スタジオに来ていただいてのレッスンと、地域の公民館などに出向く出張レッスンです。
メインはグループレッスンで、体の不調が出たときや個別に対応が必要な方にはパーソナルも行っています。生徒さんそれぞれに体の癖や特徴があるので、グループレッスンの中でも一人ひとりの状態を見ながら進めていくことを大切にしています。
夜のクラスは20代から50代と幅広いのですが、平日昼間のクラスは50代・60代・70代の方が多いですね。実はその方たちの多くが、10年以上通い続けてくださっているんです。
もともと大津町や菊陽町の生涯学習講座でピラティスを取り上げていただいたのがきっかけで、数ヶ月の講座が終わっても「まだ続けたい」と言って来てくれた方たちが今もずっといらっしゃる。始めはボディメイク目的でスタートした方が多かったんですが、だんだん長く続くうちに目的が変わってきて、今は生活の質の向上。機能的に体を使えるようにすることで快適な毎日を過ごす。というのが皆さんの目的になっています。

ピラティスを始めたきっかけを教えてください。

もともと若いころから運動は好きで、OLをしながらエアロビクスのインストラクター資格を取ったのが始まりです。
エアロビクス、アクアビクスといろいろ経験してきたんですが、年齢を重ねていく中で「長く続けられるのはどれだろう」と考えたときにピラティスが浮かんできて。それで資格を取りに行きました。
熊本でちょうどピラティスが入ってきた頃のタイミングでもあって、機能的に体を使っていきましょうというピラティスの考え方がしっくりきたんだと思います。

これまでのキャリアを教えてください。

子どものころから活発で、運動が大好きで色々なスポーツを経験しました。
中でも水泳は特に打ち込んでいて、1日に1万メートル泳ぎ込んだ時期もあるほどで、身体の基礎は水泳で作ったと思っています。学生時代には水泳教室のインストラクターのアルバイトもしていて、その頃から人に伝える仕事が好きだったように思います。
社会人になってからはOA機器のインストラクターや講師業をしていたんですが、仕事だけでは身体のエネルギーが余るので(笑)、仕事終わりにフィットネスインストラクターの資格を取って、時間の許す限り体を動かしていました。
エアロビクスから始まり、アクアビクスも経験して、時間契約という形でいろいろなところでレッスンを持ちながら続けてきました。その後、結婚・出産を経て、「年齢を重ねても長く続けられるのはこれだ」とピラティスに行き着いて資格を取得し、独立しました。
ピラティスを始めてから、自分の体調不良でレッスンをお休みしたことが一度もないんです。ピラティスのおかげかなと思っているんですが(笑)。最近はちょっとオーバーワーク気味かなとも感じていて、増やすより現状維持でいこうと思い始めているところです。

仕事で大切にしていることと、コミュニティとしての側面も教えてください。

その方が一番健康な状態で暮らせる体作りをすること、これが一番の軸です。
一概に「これが健康です」と言っても人によって状態は全然違うので、その方らしくいられる状態を一緒に作っていきたいと思っています。
長年見ていると、体の癖がよく分かってくるんですよね。グループレッスンの中でも、それぞれの特徴に合わせて動きを伝えるようにしています。
皆さんが集まってくると、気候の話とか世間話とかが自然と生まれて、笑えたり共感したりっていう時間が出来上がってきていて。体を動かすことと、人と触れ合うこと、この両方がこの一時間に詰まっているような場所になってきているかなと思います。心が落ち込んでいる方が来られた時も、私が特別な対応をするというより、グループの皆さんがすごく察知が早くて、「大丈夫よ」と声をかけてくださる。
その雰囲気を皆さんが作ってくれているので、私も長く続けられているんだと思います。

これまでで大変だったことや壁になったことはありますか?

正直、特にこれといった大変な経験が出てこないんですよね(笑)。
コロナ禍は特に大きな試練になるかなと思っていたんですが、出張先や会場が閉鎖されたときは中止にしつつ、スタジオは感染対策をしながら運営を続けました。自粛したい方はもちろんされていたんですが、「開催してくれるならここだけは行きたい」と言って来てくださる方がほとんどで。振り返ると、乗り越えられたのはピラティスのコミュニティの力が大きかったのかなと思っています。
皆さんが支えてくれていた部分が大きいです。

活動を通じてどんな影響を与えていきたいか、これからの展望も教えてください。

とにかく明るく元気でいられる状態を作れるお手伝いがしたいというのが一番です。ただ、「これをやったら健康になる」という言い方はちょっと違うかなと感じていて。運動がすべてというわけでもないし、健康って本当に一言では言えない永遠のテーマだと思っていて。
心が落ち込んでいたら体にも影響が出るし、逆もある。だから複合的に、その人が健康でいられる状態を、ピラティスを通じて一つのきっかけとして提供できたらなあと思っています。
ピラティスと並行して、今「フットケア熊本」という形で足からの体づくりにも取り組んでいます。
実はこれ、自分自身の経験がきっかけなんです。ピラティスを教えながら体調は良かったんですが、ある時期から右腰に痛みを感じるようになって。知っているストレッチやトレーニングを片っ端からやるんですが、数日良くなってはまた痛みが出るということを繰り返していました。さらにそのうち、足の小指の付け根の裏あたりが歩くと痛み始めて、内反小趾という足の疾患だと分かりました。外反母趾も以前から自覚はしていたんですが、痛みがなかったので放置していたんです。
そこで「足と腰って関係があるんじゃないか」と思い始めて、足の使い方や立ち方・歩き方に向き合うようになりました。外反母趾や扁平足など、足からくる不調って本当に多くて、膝が痛い、歩けないという方たちを立ち方・歩き方の改善から救いたいというのが今の大きな取り組みです。
現場に立ち続けることについては、何歳までとは決めていないんです。皆さんが元気でいてくれて、私も元気なら、このままあと5年10年続けていけたらと思っています。あとは、自分の体を直接使わずにできることも何かないかなとアンテナを張っているところです。まだぼんやりしているんですが、そこを少しずつ考えていきたいですね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

心も体もしなやかな体作りをしていきたいと思っています。
一人でやろうとするより、一緒に動いて、笑って、続けていく方が絶対に長続きします。
足を運んでいただければ、きっとそういう場所だと感じてもらえると思うので、ぜひ気軽に来てください。
この方に相談してみたい方へ
仕事のご依頼、協業・コラボ、まず話を聞いてみたいなど、
GROWがご相談内容を確認し、必要に応じて内容を整理したうえで、ご本人や関連する専門家・サービスをご案内します。

