インタビュー医療看護関東

医療現場10年、適応障害、起業独立、全部経験した看護師が「予防医学×ビジネス」でヘルスケア職や⼥性起業家の⼟台を⽀える理由【合同会社Assist代表・川田 桃子】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️看護師3年目で適応障害で休職。不調の塊だった自分が、分子栄養学との出会いで別人のように変わった

  • 不規則な生活と激務で適応障害を発症し休職。体重増加、むくみ、冷え性、肩こり、頭痛、めまい、メンタルの波……「全ての不調を持ってる人間」だった川田さんが、2018年に予防医学・分子栄養学と出会い-10kgダイエットに成功。ほとんどの不調を手放した体験が今の仕事の出発点になっている。

⭐️ 資格コレクター→転職→数多くの現場。「全部違う」と気づくまでの試行錯誤

  • 薬膳、食育、デトックスと資格を取りまくり、病院退職後も保育園の立ち上げ、ベビーシッター、クリニック、派遣と数多くの現場を経験した。「資格があれば仕事になる」という思い込みから抜け出し、「自分でやるしかない」という結論に至るまでのリアルな遍歴。

⭐️ 親が難病でステロイド漬けになったとき。栄養知識をぶつけても全く伝わらなかった理由

  • 看護師の親が難病でムーンフェイスになり、栄養のアドバイスをしても全く聞いてもらえなかった。師匠に「伝え方が悪い」と指摘されてカウンセリングを学び、孫の誕生という「ニーズ」を入口に初めて変化が起きた。この経験が今の仕事の中核になっている。

⭐️ 看護もカウンセリングもビジネスも「全部一緒」という気づき

  • 相手のニーズを聞いて、それを叶える提案をする。看護計画も、栄養カウンセリングも、ビジネスも、本質はすべて同じだと気づいた瞬間が転機になった。

⭐️ 自分でやるしかないと起業し、PC1台での自由な働き方・法人設立へ「Business Academy桃Labo」として進化し続ける

  • 「自分でやるしかない」と決断して独立後、PC1台で在宅ワークが完結できる働き方を実現。スクールも「Business Academy桃Labo」へと拡大し、ヘルスケア職の起業・独立を支える場として広がり続けている。

Interview

「ケアする人が満たされ、実りある人生が連鎖していく世界をつくる」

合同会社Assist代表・川田 桃子(かわだ ももこ)さんはそのビジョンを掲げ、医療関係者や女性起業家に向けて心と体とお金の土台づくりを支えている。鹿児島県出身、2013年に上京して国立病院で働き始めたが、2年目に適応障害で休職。そこから予防医学・分子栄養学と出会い、-10kgダイエット成功と不調の解消を経験したことで「予防医学を生涯の仕事にする」と決意した。転職、資格収集、ネットワークビジネスまで一通り経験した末に「自分でやるしかない」と起業。2022年の独立から半年で月商7桁を達成し、2024年には福岡移住で2拠点生活を実現した。Night Care Packの開発など、今もフィールドを広げ続けている。川田 桃子さんにインタビューしました!

中村

現在どのような活動をされているか教えてください。

川田さん

 予防医学ナースとして、医療関係者やヘルスケア従事者、女性起業家向けに、心と体とお金の土台作りをテーマにした活動をしています。
メインは栄養カウンセリング、ビジネスコンサル、コミュニティ運営の三本柱で、自分の好きや情熱を本業にしながら、無理なく挑戦を続けられる働き方をサポートしています。

今は「ヘルスケア専門起業スクール桃Labo(Business Academy桃Labo)」という形で、ナースや医療職が自分の専門性を活かして起業・独立できるよう学べる場も運営しています。
最近は「Night Care Pack(ナイトケアパック)」というメディカルサプリの開発・販売も始めました。昼夜問わず働く女性のインナーケアというコンセプトで、ストレスで失われがちな栄養をオールインワンで補えるものです。挑戦するための土台を整えるツールという位置づけで作りました。

中村

なぜこの活動を始めたのですか?

川田さん

最初のきっかけは、看護師3年目に適応障害で休職したことです。不規則な生活と激務で心と体がズタボロになって、試行錯誤していく中で2018年に予防医学・分子栄養学に出会いました。
食事と栄養を変えたらメンタルがめちゃくちゃ変わって、体重も10kg以上落ちて、ほとんどの不調が解消されたのです。
もともと本当に不調の塊みたいな人間で、むくみ、冷え性、肩こり、頭痛、めまい、薬が手放せない、メンタルの波も激しくて常にネガティブな状態。

それが栄養を変えたら「これはすごい」となって、「治療より予防」「全ての土台は健康」という考えに共感して、予防医学を生涯の仕事にしようと決意しました。

中村

看護師になったきっかけと、起業に至るまでの流れを教えてください。

川田さん

鹿児島県出身で、専門学校は地元の看護学校で寮生活をしていました。親が看護師だったので「安牌だから」というのが正直なところです(笑)。いとこが病気で入院していた時期もあって医療系が身近にあったし、なんとなく憧れがあって流れで看護師になりました。

2013年に上京して国立病院の個室病棟に入ったのですが、これがめちゃくちゃハードな環境でした。個室病棟なので外科・内科・感染症科・小児科と全科の患者さんが来るんです。0 歳から 100 歳まで、病気の種類も全部勉強しなきゃいけない。ストレス過多で、遊びも仕事も全力投球しすぎた結果、看護師3年目の2015 年に適応障害で休職することになりました。
その時は薬や休養のおかげでなんとか復帰したのですが、そこから自己流やM L Mのサプリメント、諸々人体実験するもののことごとく失敗。

迷走する中で、2018 年に予防医学や分子栄養に出会ってから、体調も激変し、「予防を仕事にする」と決意して転職活動を始めました。並行して資格も片っ端から取りました。薬膳コーディネーター、食育実践プランナー……20代は完全に資格コレクターでしたね。
でも「資格があれば仕事になる」という思い込みに気づいて。2019年に病院を退職してからは数多くの現場を経験しましたが、その全部が「違う」となって、やっと「自分でやるしかない」という結論に辿り着きました。
2021年に副業で栄養カウンセリングを始め、2022年に独立。起業半年で月商7桁を達成できたのは今でも信じられないくらいです。
2024年にPC1台で在宅ワークが完全に実現できたことで、場所を選ばない働き方ができるようになりました。今は合同会社Assistを設立して、スクールの展開も含めてフィールドをどんどん広げているところです。

中村

仕事で大切にしていることを教えてください。

川田さん

ニーズと個別性ですね。
看護師をしていた時も同じ視点でやっていたんですが、ビジネスを学んだ時に「あ、これめっちゃ看護と一緒じゃん」って気づいたんですよ。ビジネスって結局、相手のニーズや世の中のニーズを拾って解決するだけじゃないですか。
看護も、カウンセリングも、ビジネスも、本質はぜんぶ「ニーズを叶えるための手段を提案すること」だって繋がったんです。
もう一つは、相手の本音と、その人が気づいていない強みや個性を引き出すこと。みんな自分の可能性に気づいていないことが多いので、そこを気づかせてあげられたらと思っています。

中村

これまでで特に大変だった出来事はありますか?

川田さん

自分が適応障害から回復した後、今度は親が難病でステロイドを長期で飲まなきゃいけない状態になったことです。ムーンフェイスがっつり出て、本当に心配な状況でした。

私は栄養の知識があるからサプリや食事で全部教えてたんですが、全然聞いてもらえなくて、しかも親も看護師なのにという気持ちがあってずっと対立していました。
師匠に「それはもものちゃんの伝え方が悪い」と言われた時、本当に衝撃で。ヒアリングを全くしていなかったんです。自分がいいと思うものを押しつけるだけで、相手のニーズが分かっていないから刺さらない。
カウンセリングをちゃんと学んで、親のニーズを聞くようになった頃、ちょうど妹の子供が生まれて孫ができたんです。「孫の世話をするためには自分が元気じゃないと」というところに行き着いて、親が納得してサプリを取り入れたら体調がすごく良くなって、また活躍できるようになりました。
栄養の力も、カウンセリングの力も、両方本物だと確信した瞬間でした。これを仕事にしようと決めたのはその時です。

中村

活動を通じてどんな影響を与えていきたいか、これからの展望も教えてください。

川田さん

Assistのビジョンは「ケアする人が満たされ、実りある人生が連鎖していく世界をつくる」ということです。
医療従事者、起業家、経営者。誰かを支える側に立つ人が、自分を犠牲にしながら生き続けている場面をたくさん見てきました。かつての私もその一人でした。
「ケアする人が、まず満たされていなければならない」という気づきが、Assistを立ち上げた出発点です。
うまくいかない人たちを見ていると、圧倒的に心と体の土台がないんですよ。みんな集客しよう、セールスしよう、交流会に行こうって外側から先にやろうとする。でも私がうまくいけたのは、予防医学で自分の土台を先に整えていたからだと思っていて。ズタボロになりながら頑張るのがかっこいいという風潮がありますよね。最初はしかたない部分もあるんですけど、崩れてまでやる必要はないと思っていて・・・
特に女性は、土台を固めた上で挑戦した方が絶対に続けられる。挑戦する人が壊れずにもっと上に行ける、そういう状態を当たり前にしたいです。
 
展望としては、まずNight Care Packの商品開発・展開をさらに進めていきたいと思っています。挑戦するための土台を整えるツールとして、もっと多くの方に届けていきたい。
その上で、健康を守りながら挑戦するというのが当たり前になる社会に向けて、ヘルスケア職が自分の力で生きていけるコミュニティも広げていきたいと思っています。

中村

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

川田さん

頑張っているのに進まない、やりたいけど動けない、突き進んでいるのにすぐガス欠してしまうという人は、まず自分を整えるところからスタートしてほしいです。
心と体が整っていくと、仕事も人生も加速していく。本当にそう思っています。誰かのケアを一生懸命やっている人こそ、まずは自分を満たすことから。土台を整えながら挑戦の道に進んでもらえたら嬉しいです。
あともう一つ、自分の価値を商品にするという選択肢を持ってほしい。自分の力でお金を得られる力を持っておくことは、今の時代に本当に大切だと思っています。心と体とお金。これが全ての土台です。

川田 桃子さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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