インタビュー管理栄養士関西

旬の食材、無添加の調味料、アレルギー対応。管理栄養士がひとつひとつ丁寧に届けるお弁当と料理教室【管理栄養士・R’s kitchen 主宰 Rumi】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️アレルギーっ子も食べられるお菓子を。管理栄養士だからできる安心のレシピ

  • 小麦粉不使用・バター不使用・きび砂糖使用など、アレルギーを持つ子どもたちも楽しめるお菓子を開発・販売。猫型の米粉クッキーなど、見た目のかわいさと安心安全を両立させた商品が評判を呼んでいる。管理栄養士の知識と幼い頃からのお菓子作りへの愛情が掛け合わさった、唯一無二の一品。

⭐️ 給食会社で気づいた「栄養士の知識が現場で活きていない」現実

  • 管理栄養士取得後に就職した給食会社では、栄養の知識をほとんど使う機会がなく、現場監督のような仕事が中心だった。「管理栄養士は知識があっても現場で活かしきれていない」という実感が、よりお客さんの声に近い場所で働きたいという思いにつながっていった。

⭐️ コロナ禍の先輩のマルシェ出店が、人生を変えたきっかけに

  • 先輩管理栄養士がマルシェでお菓子を販売している姿を見て、「こういうやり方があるんだ」と気づいた。マルシェに出店するようになってからは、お客さんの生の声が直接届くようになり、活動の幅が大きく広がった。「アレルギー対応のものを求めていた」という声が、今の商品づくりの原点になっている。

⭐️ 旬の食材・無添加の調味料・成分表示へのこだわり

  • お弁当には旬の食材を使い、野菜多めで彩り豊かに。調味料も無添加にこだわり、成分表示の「スラッシュの後ろ」まで確認することを習慣にしている。学校で習った栄養学だけに頼らず、日本食の原点も学びながら、「ちゃんとした情報を届けたい」という姿勢が商品づくりの隅々に表れている。

⭐️ 「食べることは、自分を大切にすること」頑張りすぎない健康ごはんという哲学

  • 「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、しんどくなってしまう——そんな経験から、Rumiさんは「健康的な食事=難しい、じゃなくていい」という考えに行き着いた。コンビニに頼る日も、外食の日も、それでいい。その中で「旬の野菜を一つ買ってみる」「彩りを意識してみる」小さな積み重ねが、身体も心も変えていく。子ども食堂への関心や料理教室を通じた食育への思いも含め、食を通じて薬に頼らない社会をつくりたいという大きなビジョンが、日々の活動を支えている。

Interview

「健康的な食事って、難しくなくていいんです」そんな思いを胸に、大阪を拠点にフリーランス管理栄養士として活動するのがRumi(ルミ)さんです。高校時代にパティシエを夢見たことをきっかけに管理栄養士の道へ進み、給食会社やアスリートカフェでの経験を経て独立。現在はマルシェでのお弁当・お菓子販売、ランチイベントへの参加、そして2026年からオンライン料理教室の立ち上げを進めています。「食べることは、自分を大切にすること」。アレルギーを持つ子どもたちも食べられるお菓子、旬の食材を使ったお弁当、無添加の調味料へのこだわりを通じて、頑張りすぎない健康ごはんを届け続けるRumiさんにインタビューしました!

中村

現在どのような活動をされているか教えてください。

Rumiさん

今はフリーランスで管理栄養士としてやっています。
主にマルシェでお弁当やお菓子の販売をしていて、たまにイベントでのランチ提供もやったりしています。
それからこれから料理教室も始めていこうと思って、今少しずつ準備を進めているところです。

お菓子に関しては、アレルギーを持っている子どもたちでも食べられるように工夫していて、小麦を使わなかったり、砂糖もきび砂糖を使ったりしています。
お弁当は旬の食材を意識して、野菜多めで作るようにしています。

中村

管理栄養士を目指したきっかけを教えてください。

Rumiさん

もともと昔から料理やお菓子作りが好きで、高校3年生のときはパティシエになろうと思っていたんですよ。
ただ、親に反対されてしまって。それでも料理系の仕事がしたいと思っていたときに、母親が「栄養士とか管理栄養士っていう仕事もあるよ」って教えてくれたんです。料理も学べるし、栄養のことも学べて、しかも国家資格だからとっていたらいいかなっていう、ちょっと安易な考えで選んだんですけど(笑)。
でも今では取ってよかったと思っています。ずっと食に関わることをやり続けているので。

中村

管理栄養士になってからの経歴を教えてください

Rumiさん

最初は給食会社に就職したのですが、半年ぐらいで辞めました。栄養の知識はほとんど使わなくて、現場監督みたいな仕事が中心で。管理栄養士なのに知識を活かしきれていないなというもどかしさがありました。

辞めようと思っていたちょうどそのころ、大阪に「アスリートカフェ」という管理栄養士監修のお店があって、そこが募集していたので飛び込んだんです。
そこではレシピを自由に考えて販売していいよって言ってもらえて、グルテンフリーのメニューなども作らせてもらいました。そこから飲食の世界にどっぷりはまっていきました。
フリーランスとして本格的に動き出したのはまだ1年ほど前です。
コロナ禍のときに先輩の管理栄養士がマルシェでお菓子を販売しているのを見て、こういうやり方があるんだと気づいたのがきっかけでした。マルシェに出店するようになってから、お客さんの生の声が直接届くようになって、活動の幅が広がりました。

中村

活動の中で大切にしていることを教えてください。

Rumiさん

ちゃんとした情報を届けたいっていうのが、一番根っこにある思いです。学校で習った栄養学がどこまで正しいのかって、最近すごく疑問に思うようになって。
いろんな本を読んで、日本食の原点みたいなところも学びながら、管理栄養士の知識だけじゃなく、もっと広い分野で食を知っていきたいと思っています。

調味料も無添加にこだわっていて、成分表示を見るときにスラッシュの後ろまでちゃんと確認することを習慣にしています。
旬の食材を使うこと、彩りを意識すること、野菜を中心にすること・・・自分の食事でも意識していることを、そのまま届けていきたいという感じです。

中村

これまでで印象に残っていることを教えてください。

Rumiさん

マルシェを始めてから、お客さんの声が直接届くようになったことがすごく大きかったです。
「アレルギー対応のものを探していた」という声をもらったとき、ああこういうものを求めている人がいるんだって改めて実感して。

管理栄養士って褒めてもらえることがなかなか少ない仕事でもあるので、お客さんから直接「おいしかった」「子どもが喜んでくれた」って言ってもらえることがすごく励みになっています。
給食会社にいたころは、知識があっても現場で活かしきれていないもどかしさがあったので、今こうして直接お客さんに届けられる場所にいられることが、自分にとっては一番合っているなと感じています。

中村

活動を通じてどんな社会をつくっていきたいですか?

Rumiさん

みんなが食に対しての意識を高めていけたらいいなと思っています。例えば風邪をひいたときはこういう食材がいいとか、元気がないときはこれを食べるといいとか、そういうことが一人ひとりにわかっていれば、薬に頼らなくていい場面も増えてくると思うんです。

食って、身体の病気だけじゃなくて精神面にも影響してくると思っていて。食を整えることで、心も整っていく。
そういう観点からも、食の大切さを届けていきたいです。子ども食堂にも関心があって、子どもたちが安心して安全に食べられる環境づくりにも、いつか関わっていきたいと思っています。

中村

これから挑戦したいことを教えてください。

Rumiさん

まずは料理教室を広めていきたいです。
オンラインで、主にママさんや忙しい女性向けに、簡単に作れて子どもと一緒に食べられるものを届けていく予定で、お試しレッスンを来月か再来月ごろからスタートしようと思っています。

マルシェもまた主催する側でもやってみたいと思っていて、大阪だけでなく幅を広げていけたらいいなとも考えています。
料理教室を通じて食育も伝えていきたいし、少しずつでも自分がやっていきたいことを形にしていきたいです。

中村

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

Rumiさん

食のことって、なんとなく後回しにしがちだと思うんですけど、意識するだけで断然変わってくると思っています。旬の食材を選ぶとか、成分表示をちょっと見てみるとか、小さいことから始めてみてもらえると嬉しいです。
 
食を通じて、病気で苦しむ人が減って、みんなが元気でいられる社会になっていったらいいなと思っています。
料理教室やマルシェなど、一緒に食を楽しんでいただける機会をつくっていきますので、ぜひ気軽に遊びに来てください!

Rumiさん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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