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動画編集で独立、そして薬局開業へ。薬剤師1年目からの行動力が今をつくった【薬剤師 太田 考俊】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️薬剤師1年目から副業を始めた行動力

  • 給与の伸び悩みに気づいた1年目から、物販・動画制作などさまざまな副業に挑戦。試行錯誤の末に動画編集で独立し、映像制作会社を法人化。「諦めずに成功するまでやり続ける」という姿勢が、今の多角的な事業展開の土台になっている。

⭐️ 高校のソフトボール部で培った「やめない力」

  • 過酷な練習に心が折れかけ、監督に辞意を伝えに行ったことが2回。しかし恩師の言葉で踏みとどまり、最終的にチームは全国3位を達成。「目標があってやめない限り目指せる」という成功体験が、経営者としての根底に流れている。

⭐️ 動画編集スキルと薬剤師の資格を掛け合わせた独自の経営スタイル

  • 映像制作会社と薬局経営を並行しながら、薬剤師国家試験の個別指導塾も運営。YouTubeで集客し、塾生のサポートに注力するなど、異分野のスキルを組み合わせた事業モデルを実践している。

⭐️ 「ちゃんと届く形にする」患者本位の薬局運営

  • 待ち時間15分以内・LINEでの処方箋受付・清潔な店内など、患者さんが「こうしてほしい」に応える運営を徹底。患者さんの声を日常の会話から拾い上げ、すぐに改善につなげるスピード感が評判を呼んでいる。

⭐️ 薬剤師の学生〜転職まで「通る道」を一貫して整えたい

  •  国家試験塾・薬剤師専門の求人掲載メディア「つながる薬剤師」・薬局経営と、薬剤師のキャリア全体を支える仕組みを構築中。「自分がこうだったから」という当事者目線が、事業の核にある。

Interview

大阪府守口市で薬局を経営しながら、映像制作会社の運営、薬剤師国家試験の個別指導塾、そして薬剤師専門の求人掲載メディア「つながる薬剤師」の立ち上げと、複数の事業を同時に走らせる太田さん。薬剤師として大手調剤薬局に就職した1年目から副業を始め、動画編集の世界に飛び込んで独立。その後、薬局経営にも踏み出すという、異色のキャリアを歩んできました。「諦めない限り目指せる」。高校のソフトボール部での体験から刻み込まれたその信念が、今日の挑戦を支えています。太田さんにインタビューしました!

中村

現在どのような活動をされているか教えてください。

太田さん

大阪府守口市で薬局の経営をしています。
今年の3月に現在の店舗に移転オープンしており、LINEでの処方箋受付など、患者さんが「こうしてほしい」に応えることを大切にした薬局をつくっています。

薬局の経営と並行して、映像制作の会社も今も運営しています。また、薬剤師の国家試験に向けた個別指導塾も手がけており、YouTubeで発信しながら集客するスタイルで現在多くの薬学生にサポートを届けています。
さらに、薬剤師専門の求人掲載メディア「つながる薬剤師」も立ち上げ中で、薬剤師のキャリア全体を支える仕組みをつくっていこうとしているところです。

中村

薬剤師を目指したきっかけを教えてください。

太田さん

 祖父が亡くなった時に、何かしら医療に関わりたいという気持ちが芽生えたんです。
家族にも医療系の職種に就いている人が多くて、その流れで薬に興味を持って薬剤師の道を選びました。そこまで固く決意したというわけでもなく、ふわっと「やってみようかな」という感覚でしたが、国家試験をしっかり受かって薬剤師になりました。

中村

なぜ薬局経営を始めたのですか?

太田さん

大手の調剤薬局で働いていた頃から、ずっと副業に挑戦してきていました。
動画編集で独立したのが28歳で、そこから映像制作の法人を立ち上げました。
ただ、やっぱり薬剤師という資格もあるし、医療にも関わっていきたいという気持ちはどこかにあって。サラリーマンとして薬局で働くよりも経営をやっていきたいという思いが強くなって、30歳から薬局経営に踏み出しました。

中村

これまでのキャリアを教えてください。

太田さん

薬剤師免許を取った後、大手の調剤薬局に就職しました。
2年目からは採用担当の部署に異動になって、しばらく新卒採用の仕事をしていました。薬剤師としてのキャリアとは全く違う世界で、それはそれで楽しかったです。
ただ、1年目の頃から給与の伸びに限界を感じていて、副業を始めました。物販などいろいろ試した中で、動画編集がしっくりきて。最初は自分でYouTubeを撮影・編集するところから始まって、独学でスキルを身につけてから、専門の塾にも通って技術を磨きました。28歳でフリーランスとして独立し、29歳で法人化しています。

中村

仕事で大切にしていることを教えてください。

太田さん

「ちゃんと届く形にする」ということを一番大切にしています。どれだけいいサービスや設備があっても、必要な人に届かないと意味がない。
薬局の運営でも、塾でも、求人サービスでも、常にそこは意識しています。
薬局の運営では、自分がこうしたいというよりも、患者さんがこうしてほしいということに合わせることを心がけています。待ち時間が長いという声が多ければそこを改善する。
「マスクはないの?」と言われたら入荷する。患者さんとの会話の中から出てくる声を大切にしています。

中村

これまでで大きく価値観が変わった経験を教えてください。

太田さん

高校でソフトボールをやっていた頃の話になるんですが、練習がかなりきつくて、まわりがどんどん辞めていく中で、自分も監督に「辞めます」と言いに行ったことが2回あるんです。
でもその時に、恩師が「辞めるのは簡単だけど、続けて仲間と一緒に何かをやっていくことが、あなたの未来になる」というようなことを言ってくれて。

それで踏みとどまって頑張ったら、最終的にチームは全国3位になれました。「目標があってやめない限り、何かをつかめる」という感覚は、今も自分の根っこにあります。
薬剤師1年目から3年目の副業挑戦期も、失敗続きでしたが諦めずに続けた。その継続力も、きっとあの経験が土台にあると思っています。

中村

活動を通じてどんな社会をつくっていきたいですか?

太田さん

薬剤師業界には、自分が経験してきたギャップがいくつもあります。国家試験の勉強で詰まっている人、転職先の実態が見えにくいという問題、ルーティン化した業務に物足りなさを感じている現場の薬剤師さん。
そういった方々が通る道を、少しでも整えていきたいんです。
「つながる薬剤師」という求人掲載メディアも、そういった課題感から生まれたもので、薬局の内部の雰囲気が伝わるような情報を届けて、納得して働ける環境づくりに貢献したいと思っています。
自分が動画制作もできるので、職場の雰囲気が分かる映像コンテンツも活用していきたいと考えています。

中村

これから挑戦したいことを教えてください。

太田さん

今はまだ走り出したばかりですが、薬局の店舗展開を進めながら、薬剤師国家試験塾と求人掲載メディアをもっと育てていきたいです。
学生から就職・転職まで、薬剤師の人生の中で通る道を一貫してサポートできる仕組みを、5年後ぐらいには確立したいと思っています。

また、薬局では自社OEMでファスティング用の酵素やサプリメントの開発もしていて、物販の展開にも可能性を感じています。
キャリアは一つじゃないということを、自分自身が体現していきたいです。

中村

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

太田さん

自分自身、薬剤師になった1年目から副業を始めて、いっぱい失敗してきました。でも行動してよかったと今は思っています。
これから何かに挑戦したいと思っている方は、失敗する前提でまず動いてみてほしいです。
特に薬剤師の方で、今の仕事に物足りなさを感じているとか、もっとできることがあるんじゃないかと思っている方には、こういう働き方や会社もあるんだというひとつの例として知ってもらえたら嬉しいです。
ご縁があれば、ぜひお酒でも飲みながら話しましょう!

太田 考俊さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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