インタビュー九州・沖縄管理栄養士

「人生はじまりの食」を支える——乳幼児期から広がる管理栄養士の使命【川崎 暁子】

インタビュー

この記事の見どころ

⭐️アトピーをきっかけに芽生えた”食”への関心

  • 幼少期の体験が、管理栄養士という人生の軸をつくった原点に。

⭐️ 集団給食から妊産婦支援まで、幅広い現場経験

  • 社員食堂・病院・産婦人科・老健施設など、実践力に裏打ちされたキャリア。

⭐️ 子育てと両立しながら掴んだ国家資格と再出発

  • 「管理栄養士で復職する」と決め、育児中に国家試験に挑戦した行動力。

⭐️ “人生はじまりの食”を支える使命感

  • 離乳食・乳幼児支援に力を注ぎ、家庭の食卓から社会を変えるアプローチ。

⭐️ 管理栄養士としての誇りと仲間へのエール

  • 専門分野は違っても、「食で人を良くする」想いを胸に、今も未来も進み続ける姿。

Interview

「食べることは、生きること」。離乳食を通じて家族の食卓と心に寄り添う、実践派の管理栄養士、川崎暁子(かわさきあきこ)さんにインタビューしました。

中村

現在の活動について教えてください。

川崎さん

妊産婦〜乳幼児向け食品メーカーに在籍しながら、フリーランスとしても活動する二本柱の働き方をしています。

活動内容としては、乳幼児の育児栄養相談、小児科検診、離乳食教室、助産院や保育園での依頼型講師のほか、専門職向けの離乳食講師育成にも力を注いでいます。

中村

現在の活動を始めたきっかけを教えてください。

川崎さん

れまで幅広い年齢層を対象に、食を通じて健康の維持・増進・改善に携わってきました。その中で、「食習慣の原点は、真っさらな乳幼児期にあるのではないか」と感じるようになりました。
そうした気づきから、これから家族の食卓をつくっていく子育て世代を支えるステージへと、働き方をシフトチェンジ。子育て支援を軸に、妊産婦さんや乳幼児へのサポートに力を入れています。

また、以下の認定資格を取得し、より専門性のある支援を行っています。
▶ 一般社団法人 母子栄養協会 認定  
・妊産婦食アドバイザー  
・離乳食アドバイザー  
・幼児食アドバイザー

中村

管理栄養士を目指したきっかけと、これまでの経歴を教えてください。

川崎さん

子どもの頃、アトピー性皮膚炎を繰り返していた日々の中で、「もしかしたら食事と関係があるのかもしれない」と知ったことが、食や栄養に興味を持つきっかけになりました。

栄養士養成の短大を卒業後、委託給食会社に就職し、社員食堂で200〜1,000食規模の給食業務に携わりました。集団給食のいろはを学ぶ中で、出産を機にいったん退職。「次に復職するなら、必ず管理栄養士として!」と心に決め、育児に専念しながら国家試験に挑戦し、合格。その後、別の委託給食会社2社で産婦人科・老健・病院などの給食に携わりました。また、特定保健指導員としても経験を積みました。

中村

現在の仕事に込めている想いをお聞かせください。

川崎さん

「食べることは、生きること」。そして、人生の”はじまりの食”は、まさに離乳食だと思っています。

おいしく、楽しく、そして安全に。食べる力を育てていく中で、食を通じたコミュニケーションが生まれ、子どもたちの心も豊かに育っていく。そんな未来を願いながら日々向き合っています。
また、離乳食に対して不安や悩みを抱える保護者の方が非常に多いと感じています。
子どもの食に疲れ、追い詰められている方たちを、少しでも”安心の笑顔”に変えていくこと。それが、私にできる大切な役割だと思っています。

中村

事業を通してどのような影響を社会に与えたいと思いますか?

川崎さん

飽食の時代と言われる今だからこそ、離乳食をきっかけに、子どもと囲む家族の食卓や食生活全体を見直す機会をつくっていきたいと考えています。

さらに、こうした取り組みを通じて、食育の大切さをもっと多くの方に届けたい。そして、食への関心や意識が高まることで、次世代を担う子どもたちの”健康寿命の延伸”につながるような、良い循環を社会全体に広げていきたいと思っています。

中村

この記事を通して読者に届けたいことや、今後の展望について教えてください。

川崎さん

近年、管理栄養士が活躍できる場がどんどん広がっていることを、とても嬉しく感じています。それぞれが違う専門ステージに立っていたとしても、「食を通じて人を良くする」という共通の想いがあることに、いつも励まされています。

これからも管理栄養士という仕事に誇りを持ち、自分らしい形で、社会や目の前の人に貢献していきたいと思っています。

川崎 暁子さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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